浅岡雄也は東京都出身のミュージシャン。
元フィールドオブビューのボーカル、と言ったほうがわかりやすいだろうか。
当時、ポカリスエットのCMソングとして流れたバンドの代表曲「突然」は、90年代ポップスの代表曲の1つとして数えられている。
現在もソロミュージシャンとして活躍する浅岡。
伸びのある高音と、その歌唱力はファンの心を魅了する。
そんな彼のライブには、ある1つのお約束がある。
それは、「歌詞が飛んでしまうこと」だ。
しかし、彼のスゴイところはここから。
彼は歌詞が飛んでしまっても、決して曲を止めない。
1フレーズどころか1曲まるまる、即興で歌詞をつけて乗り切ることさえある。
そんな危なっかしくもたくましい部分が、かえって彼の魅力を引き立てている。
彼は言う。
「緊張?しないですね。そりゃ準備はしますけど、どうせ本番ではうまくいかないんだし開き直るしかないでしょう。」
どんなに準備を重ねても、思い通りにいかないのはバドミントンでも同じ事だ。
一流選手でさえ、そのギャップには苦しまされる。
「だからこそ、普段の練習から本番を想定し、あらゆる準備をするべきだ。」と言う指導者は多い。
もっともな言い分だが、その前にやるべきことがある。
それは浅岡雄也も述べている「開き直り」だ。
試合中だというのに、うまくいかないことにイラ立ったり、くよくよしているプレーヤーをよく見る。
しかし先に述べた通り、実戦で思い通りのプレーができないのは【仕方がないこと】なのだ。
そう考えれば、堂々と振舞おうという気持ちにもなるだろう。
練習と違いやり直しのきかない本番で、いくら引きずっても良いことは何1つない。
相手につけこまれるだけである。
当たり前のことだが、練習と実戦は違う。
何度でも失敗のできる練習では、ミスは厳しくチェックし修正するべきだ。
しかし、本番ではむしろ多少のことは目をつむり、堂々と振る舞うほうが良い結果に結びつく。
この単純なことをできるかできないかが、勝敗を大きく左右するのである。
■ 今日の格言 「浅岡裕也はバドミントンも強い」