5月中旬から6月上旬は、小学校・中学校の避難訓練シーズンだ。
もちろん学校によって変わるが、4月に入ってきた新入生が学校に慣れてくるこの時期に行う学校が多い。
東日本大震災を受けて、防災に対する意識は大きく変わった。
学校側も年間に行う回数を増やしたり、抜き打ちで行ったりと、訓練の質を上げることに取り組んでいる。
しかしそれでも、訓練とわかっていると、なかなか真剣にはできないものだ。
実際、生徒が防災訓練をまじめにやらないとぼやく先生は多い。
訓練でできないことが、本番でできるわけはない。
そして、いつ起こるかわからないのが災害の恐ろしさだ。
より意識の高い訓練を実現することは、重大な課題と言えるだろう。
練習と本番の温度差は、バドミントンでも思わぬトラブルを起こす。
いつもなら拾える球が拾えない。
サーブが思ったより入らない。
というように、練習ではできていたことが、本番になるとできなくなると嘆く選手がいる。
そしてゲームが進むにつれ、調子が上がらないイライラから、悪循環にはまっていく。
しかし実は、試合だと調子が出ないというのは、本人の思い込みであることが多い。
普段の練習を冷静に見直してほしい。
本当に、いつもできていることが試合の時だけできないのだろうか?
練習では気にしていなかったミスが、勝ち負けを意識することで、表面化しただけではないだろうか?
練習でできないことが、本番でできないのは当たり前のことだ。
だったら、練習で修正するしかない。
しかしそれを、「調子が悪い」の一言で片付けてしまっては、勝つことなどできるわけがないのだ。
あなたは、本当に調子が悪いから負けたのだろうか?
試合で結果が出せない人は、もう一度普段の練習を振り返ってみよう。
■ 今日の格言 「デキるプレーヤーは防災訓練を真面目にやる」