毎日、軽快なトークと音楽で私たちを楽しませてくれるラジ、オや有線のDJ(ディスクジョッキー)。
最近ではインターネットでリスナーからの声を受け付けているが、一昔前はハガキかFAXだった。
悩み相談などとあわせて、夜な夜なリクエストを送った方も多いのではないだろうか。
熟練のDJになると「曲名はわからないけれど、歌い出しが確かこんなので・・・」といったリクエストにも応えてくれる。
今回はバドミントンとリクエストの話である。
監督やコーチから、試合のレギュラーに選ばれるのはどんな選手だろう。
強打が打てる選手だろうか。
レシーブ力のある選手だろうか。
もちろん、選考にはそういったスキル面も考慮される。
しかし彼らの選考基準は、それだけではない。
レギュラーに選ばれる選手の大切な要素は、
「自分のリクエストに応えてくれるか」である。
バドミントンを知る指導者は、単純な個人スキルだけで選手を選ばない。
我慢強いか・冷静か・パートナーを生かすプレーができるか・ムードメーカーになれるか・・・
など、様々な視点からチームバランスを考え、レギュラーを選ぶ。
だから、レギュラーになって試合に出たいと思うのであれば、まず彼らがどんなチームを作りたいかを知る必要がある。
その中で監督やコーチのリクエストを先取りできなければ、彼らの目に留まることは難しい。
実力さえあれば選ばれると考えている選手は意外に多い。
しかし、これはあまりに虫がよすぎる。
どんなに高性能な商品でも、顧客のニーズに合わなければ売れない。
それと同じで、監督やコーチの考えるチーム像に貢献できなければ、選ばれることはないのである。
媚びを売りたくない、自分を貫きたいと主張するのは、自分がいなければチームが勝てないと思わせるだけの実績を作ってからの話だ。
そのためには、1つでも多くの試合に出るしかない。
まずは、自分が求められている役割を正しく知ることから始めよう。
■ 今日の格言 「レギュラーになれる選手にはDJの素質がある」