春秋時代の中国の思想・哲学家 孔子
3,500人の弟子を持っていたといわれ、彼を始祖とする儒教は、現代の哲学・文学・宗教にも大きな影響を与えている。
そんな孔子が、人と付き合う際の心得として、こんな言葉を残している。
「我れ三人行なえば必ず我が師を得(う)。」
直訳すれば、「私は3人で行動すれば、きっとそこに自分の師を見つける」という意味になる。
今では転じて、たとえ自分より劣っている相手からでも学ぶべきことはある、という教訓として使われている。。
この教えを、バドミントンに置き換えて考えてみよう。
せっかく教わるのであれば、自分より下手な人より、上手い人がやっていることを参考にしたいのは人の情だ。
しかし、自分より上手い人の言葉や行動が、そのまま自分に当てはまるとは限らない。
上手い人には上手い人の感覚がある。
そのため、彼らの言う「これくらい」を鵜呑みにして、そのまま取り入れても、同じ結果を得られるとは限らないのだ。
情報は出どころではなく、内容が大切。
発信源だけを重視するのは、価値もわからずにブランドもののバッグを買うのと同じだ。
「誰が」に惑わされずに、自分に役立つことを積極的に取り入れられる人こそが、上達するプレーヤーなのだ。
■ 今日の格言 「成長の早い人は孔子の教えを胸に秘める」