エジソン。
電球・蓄音機など、人類の進歩に大きく貢献した発明王だ。
その生涯で発明したものは1,300にものぼり、映画撮影機をつくったことから「映画の父」とも呼ばれる。
そんな彼の名言に、誰もが知るこんな言葉がある。
「成功は99%の努力と1%のひらめき」
努力の大切さを語る際に用いられる、誰もが知る有名な一節だ。
しかし、この言葉には一般にはあまり知られていない本当の意味が隠されている。
後年、エジソンはこの言葉が誤訳されてしまったと嘆いていたという。
彼は言う。
「どんなに努力をしても、1%のひらめきがなければ結果には結びつかない。
1%のひらめきこそが大切なのだ。」
バドミントンにもまったく同じことが言える。
うまいショットを打つ人、瞬発力や持久力に長けた人はたくさんいる。
しかし、努力で身につけた技術や体力は、そのままでは素材にすぎない。
「ひらめき=身に付けたことの使い方」がなければ、決して結果には結びつかないのだ。
努力をするのは当たり前。
人より一歩抜き出たスキルを身につけて、ようやくスタートライン。
そして、それをどう使えば効果的なのかを知って、始めて勝負ができるのである。
うまいプレーヤーと勝てるプレーヤーは違う。
勝利の栄光は、身につけた技術のさらにその先にあることを忘れないようにしたいものだ。
■ 今日の格言 「結果を出せる選手はエジソンを信用しない」