金本知憲。
プロ野球ファンなら彼の名前を知らない人はいないだろう。
連続出場イニング数の世界記録を持つ鉄人だ。
また、日本プロ野球の連続試合出場記録でも、現役選手最多、歴代2位の記録を持っている。
またその人柄から、「兄貴」のニックネームで阪神ファンはもちろん、他球団のファンにも広く親しまれている。
この金本選手は人懐っこい性格でも有名だ。
チームメイトの新井選手がお気に入りで、いつもいたずらをしている。
また、ヒットを打って1塁に進むと、1塁手と談笑しているシーンがよくテレビで取り上げられている。
会話の内容は他愛のないものがほとんどだそうだが、実際はそこから相手チームの情報を引き出しているのだという。
顔に似合わず、なかなかの戦略家である。
野球に限らず、バドミントンでも実戦の中で対戦相手とする話は貴重な情報源だ。
練習中にチームメイトとする話よりはるかに価値がある。
相手はどんな練習をしてそのプレーを身に付けたのか。
普段チームメイトからは指摘されない自分の欠点。
など、多くの課題を見つけることができる。
こう書くと、試合のピリピリしたムードの中で敵と話すなんて・・・という人もいるだろう。
だが、試合終了後や休憩時間など、ちょっとしたタイミングでこちらから話せば意外に応じてもらえるものだ。
実戦の舞台に立てる機会は、そう多くはない。
勝っても負けても、自分の血肉にできるよう、活用していきたいものだ。
■ 今日の格言 「急成長する選手は金本を手本にする」