マジックジョンソン。
ミシガン州出身の元プロバスケットボール選手で、1980年代にNBAでプレーし、ロサンゼルスレイカーズを5回の優勝に導いている。
1996年のNBA50周年を記念した「歴代の偉大な50人の選手」に選ばれ、2002年には殿堂入りを果たしている。
オリンピックで圧倒的な強さを見せたアメリカ代表「ドリームチーム」での勇姿は今でも記憶にとどめている人も多いだろう。
そんなジョンソンにはこんなエピソードがある。
それは彼がミシガン州立大学に進学した時のこと。
この学校の伝統行事である新入生チームとレギュラーチームの練習試合で、その事件は起きた。
なんと、新入生チームがレギュラーチームに勝ってしまったのだ。
驚いたのはコーチ陣。
ジョンソンは即日レギュラーに抜擢された。
その年のミシガン州立大学は、彼の活躍で、前年とは比較にならない好成績を残した。
地区制覇、そしてチャンピオンという快進撃を果たしたのだ。
こう聞くと、ジョンソンが1人で何十点も取っていたのだと思うだろう。
だがそれは違う。
彼のポジションはポイントガード。
点を取るよりドリブルやパスでゲームを作るのが仕事だ。
彼は、チームメイトの持ち味を引き出すことで、勝利を掴んだのだ。
あなたはこのエピソードから何を感じ取るだろうか。
ただすごいなぁで終わってはいけない。
あなたは、バドミントンをする中で、自分自身やパートナーに「こうだったら良いのに」と不満を持っていないだろうか。
もちろん、欠点や弱点を改善することは大切なことだ。
しかし、ないものねだりからは何も生まれない。
今、目の前の試合に勝つためには、現有戦力を整理し、そこからベストパフォーマンスを発揮することが重要なのである。
■ 今日の格言 「マジックジョンソンはバドミントンも強い」