次に勝つ人は負けるとガムをかむ

勝つための46秒バドミントン語録

今ではワールドカップ出場が当たり前になったサッカー日本代表。

そんな彼らが初めて本戦に出場したのが1998年のフランス大会だった。


前回アメリカ大会への出場をあと一歩のところで逃していたこともあり、日本中の注目が集まった。

しかし、世界の壁は厚く、全敗で帰国することになる。


期待を裏切られたファンたちは、空港に詰め寄った。

その矢面に立たされたのが、フォワードの城彰二選手(当時:横浜マリノス所属)だ。

メディアからは戦犯と叩かれ、成田空港で心ないファンから水をかけられた。


問題になったのは、彼の試合に臨む「態度」だった。

彼は、ガムを噛みながら笑顔でゲームにのぞんだ。

そして負けても、その笑顔を崩すことはなかった。


一見不真面目と思えるこの行為。

しかし、これには重要な理由が隠されている。


それは、「負けのイメージが頭に焼き付いてしまうのを防ぐため」だ。

悪いイメージを引きずると、相手が必要以上に大きく見えたり、積極的なプレーができなくなってしまう。

それを知っているからこそ、城は笑顔を絶やさなかったのだ。


これはバドミントンでもまったく同じだ。

落ち込んでいても、終わってしまったことは変えられない。

ならば、たとえ今日負けても、明日勝つために胸を張るようにしたいものだ。


■ 今日の格言 「次に勝つ人は負けるとガムをかむ」


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