バラエティ番組「笑っていいとも!」でおなじみのタモリ。
司会者以外にも、タレント・俳優・ラジオパーソナリティ・作詞家・作家・実業家・・・と、さまざまな顔を持っている。
そんな彼の一番の趣味は「妄想」だという。
自らを妄想族と称し、「妄想は人生を楽しくする」・「妄想は脳の訓練になる」・「妄想はストレス発散になる」などとその重要性を説いている。
妄想力=イメージ力が大切だというのは、バドミントンでもよく言われることだ。
実際の試合をイメージして、ゲーム練習にのぞんでいる人も多いだろう。
ここまでは誰でもやる。
しかし、本当にバドミントンが強い人は、より多くの場面でイメージ力を活用する。
よくあるバドミントンの練習シーンを例にとってみよう。
メンバーの数が多いと、練習中もコートを使えない時間帯が出てくる。
そんな時、壁打ちや素振りをするのが一般的だ。
わずかな時間でも無駄にしない、効率的な練習に見える。
しかし、こういう時の練習は、意識の入らない単調な反復運動になりがちだ。
これでは、実戦に通用する動きは身につかない。
それどころか、繰り返していると、試合でも単調な動きしかできないということになりかねない。
こんな時に重要になってくるのがイメージ力だ。
リアルなイメージができれば、コートを離れていても、極端な話ラケットを持っていなくても実戦に近い練習ができる。
これができる人とそうでない人では、同じ時間・同じメニューで練習をしても、その成果に大きな差が出てくる。
コートの上でイメージ力を駆使するのは、誰でもやること。
しかし、本当に強い人のイメージ力は、コートや道具を使わないときにこそ発揮されるのだ。
■ 今日の格言 「本気になったタモリは誰も止められない」