この数年、育毛剤の売上げが伸びているそうだ。
ストレス社会による薄毛の増加を背景に、市場を拡大しつづけている。
メーカーとしては売れなければ困るだろうが、日本の行く末を考えるとなんとも悲しくなる話だ。
前置きはこの辺りにして、そろそろ本題に入ろう。
バドミントンでストレスを抱える人というと、弱い人というイメージがあるのではないだろうか。
うまくいかず指導者や先輩に怒られ・練習がきつくて胃が痛くなり・自分の下手さにイライラする・・・
身に覚えがある人も多いのではないだろうか。
だが、ご存知だろうか。
より大きなストレスを抱えているのは、意外にも強い人の方であることを。
強い人は、どんなに練習してもそれが結果に結びつかないことがあるのを知っている。
だから、いくら練習しても不安が消えない。
だからこそ、この攻め方がダメだった場合・それでもダメだった場合・・・というように、2重3重の策を持って本番にのぞむのだ。
強い人はこれだけのストレスと正面から向き合っているからこそ強いのだ。
あなたに、このつらさを受け止める覚悟はあるだろうか。
また、苦しみを受け止め続ける人には、強さのほかにもう1つの報酬が用意されている。
それは負けた時の収穫だ。
どんなに練習をしても、最善と思える策を講じても、相手がそれを上回ることはある。
しかし、濃密な練習と準備をしていれば、仮に負けても次に勝つための道筋が見える。
勝利の女神は、最善を尽くしたものを決して見捨てないのだ。
■ 今日の格言 「強さと髪の量は反比例する」