● 赤い下着をつけると勝てる
● 靴下を右から履くと良いことがある
● 目的地に到着するまでの歩数を奇数にすると良いことがある
● 眉をきれいに整えると勝負事に運が向く
● お菓子のキットカットを食べると受験で合格できる
● テニスやバドミントンで大事な試合の前にはガットを張り替えると良い結果が出る
などなど、世の中にはさまざまなジンクスがある。
そして、こういった一見、根拠のないことを真剣に取り入れている人は、トッププレーヤーやトップアスリートの中にも多い。
私たちからすれば、これらは一見、勝敗とは無関係に思える。
彼らが勝てるのは、結局のところ、才能・資質・実力があるからなのだ、と考えてしまいがちだ。
しかし本当にそうだろうか。
これらは「ルーチン」と呼ばれ、ちゃんと科学的根拠もある。
ルーチンを繰り返していると、『これをすれば勝てる』という思い込み=自己催眠がかかり、やがて同じことをするだけで、気持ちを高めることができるようになる。
結果的にプレッシャーを跳ね除けるメンタルの強さと、集中力が引き出されるのだ。
ルーチンにはもう1つの意味がある。
それは「できることは全てやった」という安心感がつくれることだ。
1つ1つは取るに足らない些細なことかもしれない。
しかし、どんな小さなことでも全てやったと言い切れるプレーヤーと、どこかでやり残したことがあると感じるプレーヤー。
追いつめられた時に最後まで心が折れないのはどちらだろうか。
バドミントンは実力5割、メンタル3割、運が2割と考えよう。
練習以外にもできることはまだまだあるはずだ。
■ 今日の格言 「トップ選手はキットカットを買い占める」