バドミントンのシャトルは、コルクに16枚の羽根を取り付けて作られます。
規約ではこのコルクは、直径25mmから28mmで、底は丸くなければならないと定められています。
このコルクは、使われる素材によって、大きく天然コルクと合成コルク(人造コルク)にわけられます。
それでは、それぞれのコルクを使用したシャトルの特徴を見ていきましょう。
天然コルクを使用したシャトルの特徴は、打ち応えのある打球感。
国内の主要な大会でよく使用されるのは、この天然コルクを使ったシャトルです。
しかし、天然素材のため、コルクの産地・その年の気候・保管状態・個体差などで、品質にムラが出やすいというデメリットもあります。
一方、合成コルクを使用したシャトルは、一貫生産で品質が安定しているのが特徴です。
そのため、世界的な市場では、合成コルクベースを使用したシャトルが主流になっています。
メーカー各社は、この特徴を踏まえた上で、2層構造にしたり、素材を工夫したりして、品質とコストのバランスを取っています。