バドミントンの規約では、プレーヤーは、コーチとダブルスのパートナー以外からアドバイスを受けてはいけないと定められています。
そのため、チームメイトなどがコートの外から声をかけると、主審に注意されることがあります。
しかし、中にはそうならないケースも。
この境界線はどこにあるのでしょうか。
例を上げて考えてみましょう。
まず、ラリー中にプレーヤーが「相手は疲れてきているぞ」と声をかけられた時。
これは「相手は疲れているから足を使わせろ」というように戦略を指示するものですから、アドバイスにあたり注意の対象になります。
では、「頑張れ」「ファイト」といった応援はどうでしょうか?
これには戦略性がないため、原則的にはアドバイスとは見なされません。
ただし、その声に対してプレーヤーが頷いたり、声をかけられてから明らかにプレーが変わったりすると話は違ってきます。
なぜなら、その言葉がアドバイスを暗号にしたものと判断される可能性があるからです。
プレーヤーの方はもちろん、応援する方も注意しましょうね。