人には誰しも得意・不得意がある。
バドミントンでも同様にシングルスが得意な人がいれば、ダブルスが得意な人もいる。
今回登場するのはシングルス出身のハードヒッター。
そのスマッシュはダブルスでも効果を発揮するだろうか・・・
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人には誰しも得意・不得意がある。
バドミントンでも同様にシングルスが得意な人がいれば、ダブルスが得意な人もいる。
今回登場するのはシングルス出身のハードヒッター。
そのスマッシュはダブルスでも効果を発揮するだろうか・・・
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小学生からバドミントンを始め、学生の頃はシングルスでかなりの成績を残している。
持ち味は強力なスマッシュ。
彼が加入してくれれば大幅な戦力アップが見込める。
チームメイトたちは色めきだった。
そんな彼の初練習日。
パートナーに指名された順平。
ダブルスは初めてというから、フォーメーションの練習はこれからすることになる。
まあそれは置いておいて、とにかく評判のスマッシュを見たい。
期待の視線がコートに注がれる。
チャンスはゲーム序盤、いきなり訪れた。
フワリと上がった絶好のチャンスボール。
さあ、スマッシュだ!
が、しかし!
チームメイトの期待は裏切られた。
確かに球威はある。
しかし・・・ワンテンポ遅い。
いくら球が早くても、レシーバーが準備を整えてからでは決まらない。
鳴り物入りでデビューした新人の初戦は消化不良で終わってしまった。
完全に肩透かしを食らった順平。
本人が席をはずすのを待って後衛のスペシャリスト大垣に声をかけた。
「彼、今日は調子が悪かったんでしょうか?もっとすごいスマッシュを想像してたんですけど・・・」
大垣は頭を抱えていた。
「うーん。ダブルスやったことないって聞いてたけど、まさかこれほどとは・・・」
「ダブルスとシングルスのスマッシュってそんなに違うんですか?」
「・・・順平ちゃんはシングルスやったことなかったよね。だったら覚えておいたほうが良いよ・・・」
ポイント
シングルスとダブルスのスマッシュは根本的に違うものと覚えておきましょう。
ダブルスのゲームは、シングルスよりずっと速いテンポで進みます。
そのためスマッシュも、半身(はんみ)の姿勢を取る動作を省いたクイックモーションで打つことが多くなります。
ダブルスに慣れていない人は、このテンポの差に対応できません。
これが、シングルスのプレーヤーがダブルスでワンテンポ遅れてしまう原因です。
ダブルスのスマッシュは肩甲骨を使った上半身のバネだけを使うスマッシュがメイン。
シングルスからダブルスに転向する方は、このことを知っておかないと痛い目を見ることになりますよ。
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