安定したラリーはバドミントンの基本。
相手を崩すトリッキーな配球や思い切った攻撃も、しっかりとしたラリーができてこそだ。
だが実際のゲームを見ると、相手の返球に振り回され、安定とは程遠いラリーをしていることがほとんど。
たった1つのポイントを知っているだけで、解決できることなのに・・・
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安定したラリーはバドミントンの基本。
相手を崩すトリッキーな配球や思い切った攻撃も、しっかりとしたラリーができてこそだ。
だが実際のゲームを見ると、相手の返球に振り回され、安定とは程遠いラリーをしていることがほとんど。
たった1つのポイントを知っているだけで、解決できることなのに・・・
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ドキドキしながら相手の返球を待つ順平。
そして返ってきたのはストレート返球。
(うわっととと・・・ストレートか!)
慌ててラケットを持ち直す。
しかし間に合わず打ちそこね。
シャトルはネットにかかってしまった。
結局この1打が命取りになり、ゲームは終了。
ストレートに対してクロス。
クロスに対してストレート。
バドミントンの基本中の基本。
にも関わらず、どちらがくるか直前まで迷い、うまく処理できないことが続いている。
ラリーが安定しなければ、その先にある攻撃や守備も安定しない。
(くっそー。どっちがきても良いようにもっとしっかり構えなくては!)
そんなある日、レシーブプリンセス優子と組んでゲーム練習にのぞむ機会ができた。
ゲーム開始前、順平はさり気なく優子に声をかけた。
「優子さんは僕なんかと違ってストレートにもクロスにも、さっと対応できますよね。やっぱり経験が違うのかなぁ。」
優子は不思議そうな顔をした。
「・・・わたし・・・ストレートしか・・・見てない・・・よ。」
「えっ?だってクロス返球されても対応してるじゃないですか。両方を意識してなきゃそんなことできないでしょ!?」
順平の問いに優子はあっけらかんとした表情で答えた。
彼が何に困っているのか理解できないといった顔だ。
「だって・・・クロスは・・・触るだけで・・・良い・・・から。」
ポイント
ストレートをクロス返球。
クロスをストレート返球。
シンプルですが相手を抜きやすいシングルス・ダブルス両方に使えるバドミントンの基本です。
これをやるためには、両方に対応できるようガッチリ構えておかなくては・・・ということは・・・ありません。
もっとカンタンな待ち方があるんです。
まず、ストレートで飛んできたシャトルは、ラケットの面をしっかり変えなければクロスには飛びません。
当然、足運び・体運びをしっかりしなくてはいけません。
しかし、クロスで飛んできたシャトルは触るだけでストレートに持っていけます。
極端な話、ラリーでは、ストレートだけに注意すればどちらの返球がきても対応できるのです。
種を明かせば何のことはありませんが、知っているのと知らないのでは、大きな差ですよ。
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