「始め良ければ終わり良し」ということわざがあるように、バドミントンのゲームでも序盤を良い形で乗りきれば、良い展開をつくることができる。
反対にここで流れを崩してしまうと、それは終盤になっても取り返せない大きなハンデになる可能性もある。
そんな序盤の流れ作りで重要なのは・・・
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「始め良ければ終わり良し」ということわざがあるように、バドミントンのゲームでも序盤を良い形で乗りきれば、良い展開をつくることができる。
反対にここで流れを崩してしまうと、それは終盤になっても取り返せない大きなハンデになる可能性もある。
そんな序盤の流れ作りで重要なのは・・・
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あれ!?
順平は頭をかいた。
サーブリターンを2回連続ミス。
スタートダッシュで一気に攻め立てて流れに乗ろうとして焦ってしまったかな。
まだまだ序盤だし、ドンマイドンマイ。
そう気分を切り替えた順平。
ところが・・・
バシッ
・・・3回目。
「こら新人君!あなた3回連続でサーブリターン失敗するってどういうこと!?」
コートに金切り声がこだまする。
サーブリターンの達人こと、ミチルがコートに入ってきた。
慌てて止めに入る順平。
ペアを組んでいるならともかく、今回は完全に部外者だ。
そんなことをされても困る。
「ちょっ、ちょっとミチルさん。ゲーム中ですよ。コートから出て下さい。」
「どうせ練習なんだから良いでしょ?わたしのありがたい指導を受けれるんだし。」
(じ、自分でありがたいとか言うんだ、この人・・・)
勢いに押され、黙りこんでしまう順平。
一緒にコートに入っていた相手やパートナーも苦笑いしている。
「あなた気づいていないの?あなたの失点は2/3が前半に集中していることを。」
「えっ?」
「しかもその半分以上がさっきのようなしょうもないミス。それで何試合落としてるか・・・まぁミジンコレベルの脳しか持ってないからわからないか。」
「・・・ミ、ミジンコ!?」
「バドミントンは最初の5点を取ったほうがそのセットを取るの。それがわからないからあなたは5流なのよ。」
「ご、5流・・・」
言い方はともかく、順平はその事実に驚いた。
なんとなく前半はミスが出やすいと思っていたが、まさかそれほどとは。
それが事実ならミチルの言うとおり、とれる試合をいくつ落としているだろう。
「ミ、ミチルさん。僕どうしたらいいんでしょう?」
「そんなこと自分で考えなさい。」
「そんな事言わずに。ヒントだけでも!!」
「それは私じゃなくて、その使えない足に聞いてみたら?」
ポイント
ゲーム序盤で最も恐いこと。
それは相手の攻撃による失点より、ミスなどのエラーによる自滅です。
特に第1セットなどは、緊張で体の動きが硬い上に、早く主導権を取ろうという焦りでミスが出やすくなります。
その中で特に多いのが、気持ちがはやってしまい、足がついてこない「手打ち」。
少し大げさと思うくらい「足から動く」ことを意識し、打球の正面に入ることがスムーズな滑り出しにつながります。
1人だとなかなか気づかないことです。
ペア同士しっかり声を掛け合うことで徹底するようにしましょう。
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