バドミントンの縁の下の力持ち「フットワーク」。
効率よくコートを動けるかどうかは、勝敗にも大きく影響する。
そんな大切なフットワークだが、順平はというと・・・
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バドミントンの縁の下の力持ち「フットワーク」。
効率よくコートを動けるかどうかは、勝敗にも大きく影響する。
そんな大切なフットワークだが、順平はというと・・・
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順平は思わずガッツポーズをとった。
壮絶なドライブの打ち合いを制した順平。
相手はチームでも指折りのハードヒッター。
その先輩を相手に打ち負けなかったのは自信になる。
(もしかして、結構うまくなってきたんじゃないだろうか)
そう考えると、顔がゆるんでくる。
良い気分で午後の練習にのぞめそうだ。
「順平ちゃん、順平ちゃん。お昼食べようよ!」
そう声を掛けてきたのは後衛のスペシャリスト大垣。
「ああ大垣さん。今日も愛妻弁当ですか?」
「うん。愛妻がつくってくれた野菜炒め弁当。」
「はぁ・・・」
コンビニで買ってきたサンドイッチをほおばる順平。
話は自然とバドミントンのことへ。
「順平ちゃん見てたよ。良いドライブだったねぇ。」
「ありがとうございます。僕、結構うまくなってきましたよね。この調子ならもうすぐチームのエース、なんちゃって。」
よほどうれしいのだろう。
いつも以上によくしゃべる順平。
だが・・・大垣の表情が一瞬曇ったことに気づかなかった。
「順平ちゃん。午後の練習前に1ゲームしない?」
相手はチーム最強の後衛といわれる大垣。
だが、今の自分だったらそれなりに良いゲームができるはず。
打ち合いだったら負けないぞ!
数分後、コートには肩で息をする順平の姿があった。
みるみる開く点差が一方的なゲーム展開を物語っている。
汗ひとつかかない涼しい表情で大垣は言う。
「順平ちゃん。ちょっと足を使っただけで体の軸がぶれちゃってるねぇ。それじゃあ安定したショットは打てないよ。」
「・・・」
「そんな腰の高さが変わりまくるフットワークで・・・僕を差し置いてエースなんて100万年早いよ!」
ポイント
素早いポジション移動と安定したフォーム。
この2つを両立できなければゲームを優位に進めることはできません。
良いフットワークには足運びや下半身の強化が大切です。
そしてもう1つ注目したいのが腰の高さ。
腰の高さがぶれないフットワークができれば上半身をリラックスさせることができ、ショットにも余裕がでてきます。
普段の練習で意識してみてくださいね。
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