バドミントン上達には、長く、そして厳しい練習が不可欠です。
しかし、あることをやっているプレーヤーとやっていないプレーヤーでは、たとえ同じ強度の練習をしていても、その効果に大きな差が出てきます。
練習の効果を左右するポイント、それは・・・
スキーノルディック複合のオリンピック代表だった荻原健司のインタビューにその答えがあります。
皆さんもご存知のとおり、彼には、双子の弟・次晴がいます。
先天的な才能には大きな差がないと思われる2人ですが、その実力には大きな差がありました。
健司の方が、練習熱心だったのでしょうか?
それとも、トレーニングのメニューが違ったのでしょうか。
いいえ、2人は同じ内容の練習をこなしていました。
ではなぜそんな差が出たのか?
健司は言います。
「次晴はいつもウォークマンを聴きながら練習をしていた。私はトレーニングしている時は、何のためのトレーニングなのか?今どの筋肉を鍛えているのか?正しい動きができているだろうか?と常に考えているのです。それが、私と次晴の差です。」
トライアスロンの神様と呼ばれるマーク・アレン選手も同じようなことを言っています。
スポーツ記者に「長いトレーニングの間、何を考えているのですか?」と聞かれたアレンは、一言「テクニックです。」と答えたそうです。
自分が今やっているトレーニングを、レースでどう活用するかを常に考えているということですね。
トレーニングへの意識は、トレーニングの内容と同じくらい重要なことです。
これを読んだ皆さんは、今すぐ練習への意識を変えてみてください。
実際のバドミントンの中で、その成果を感じることができるでしょう。