あなたは教え子に対して、どれだけ本気で向きあっていますか?
「もちろん全力さ!」
という方、素晴らしいです。
では、その本気度、情熱はどれだけ伝わっているでしょうか?
もしかしたら・・・と思った方は今回のストーリーで、自分のコミュニケーションを振り返ってみてください。
きっと大切な事を思い出せるはずです。
それではどうぞ。
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あなたは教え子に対して、どれだけ本気で向きあっていますか?
「もちろん全力さ!」
という方、素晴らしいです。
では、その本気度、情熱はどれだけ伝わっているでしょうか?
もしかしたら・・・と思った方は今回のストーリーで、自分のコミュニケーションを振り返ってみてください。
きっと大切な事を思い出せるはずです。
それではどうぞ。
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中学の頃から勝利に飢え、より厳しい練習を求めてきた東には、同級生たちのやる気のない態度がどうしても受け入れられないのだ。
「おいおい、なにをカリカリしてるんだ? そんな注意散漫の練習してたらケガするぞ。」
「あ、先生。」
声をかけてきたのは、バドミントン部顧問の岡崎だった。
自分の力だけでは結果につながらないのが団体戦。
もっと強くなって、もっと強い相手と戦える舞台に立ちたい。
そんな気持ちが彼の語気を荒らげた。
やがて、黙って話を聞いていた岡崎が口を開いた。
「そんなに嫌なら部活やめて、社会人サークルに入ったらどうだ?」
「えっ?」
「高校生でも入れる強いチームはいくらでもあるじゃないか。」
「いや、それじゃ意味ないですって!」
「そうなのか?大会で勝てるし、やる気のあるチームメイトがそろってるぞ。」
「俺はこの学校で、アイツらとバドミントンがしたいんです!!」
それから東は岡崎に、バドミントンへの想い、仲間への気持ちを話し続けた。
やがて、それを聞き終えた岡崎がニッコリと笑った。
「じゃあその気持ち、ちゃんと伝えないとな。」
「言っても無駄ですよ!」
「話す気がないってことは聞く気もないってことだな。そんな奴の言うこと聞く奴がいるか?」
その言葉を聞いた東は、下を向いてつぶやいた。
仲間たちに想いを打ち明けられなかったのは、言っても無駄だからではなかった。
「・・・でも、嫌だって言われたら。それが怖いんです。」
「その時はその時だろ?でも俺はそうはならないと思うがな。」
「えっ?」
「だって、お前が一緒にプレーしたいと思える大切な仲間だろ?」
ポイント
本気のコミュニケーションをするためのポイントは、ふたつしかありません。
ひとつは、相手への自分の気持ちを正直に伝えること。
ふたつめは、それと同じくらい相手の気持ちを聞くことです。
『そんなこと当たり前じゃないか!』という声が聞こえてきそうですね。
そう、コミュニケーションの基本中の基本です。
しかし、実際に本気で相手と向き合ったと言い切れる人は、果たしてどれだけいるでしょうか?
「どうせ聞いちゃくれないさ。」
「そんなこと言わなくても分かってるだろう。何でいちいち話さなきゃいけないんだ!?」
「相手の言い分もわかるから無理なことは言えない。」
そう決めつけて伝えないのはカンタンです。
しかしそれは、相手からの反応を拒否しているのと同じです。
人の数だけ個性と背負っている環境があります。
その全てが解決できるわけではありません。
でも、もし解決できる方法があるとしたら、それはあなたの行動です。
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