やる気が出ないことが楽にできる方法

素振り

疲れていたり、時間がかかることだったり、面倒なことだったり・・・

やる気が出なくて、つい後回しにしてしまうことってありますよね?

早くやった方が良いのはわかっているけれど、なかなか始められないという方には、今回のストーリーが役に立ちます。

バドミントンはもちろん、仕事や勉強にもお役立てください。

スポンサード リンク


今月は、年に1度のメインイベントといっても過言ではない規模の大きなバドミントン大会がある。

メンバーたちの練習にも自然と熱が入る。


そんなある日、ユウヤがこんな提案をした。

「今日から1日30分、家でも素振りをするようにしよう。」


全員の賛成が取れたところで、その日の練習は終了した。

ところが、次の練習日。


「なあ、素振りやった?」

「今週忙しくて。」

「私も、家に帰るとやる気が出ないんですよね。」

「実は俺も・・・」


結局、この宿題をやってきたメンバーはほとんどいなかった。

発案者のユウヤまでやってきていないという有様だ。


そんなメンバーたちのやりとりを見ていたソネさん。

どうやら何か名案を思いついたようだ。

練習終了間際にメンバーたちに声をかけた。


「みんな家で30分素振りすることにしたんだって?じゃあ、今からそのうち7分間分の素振りをやろうか。残りの23分は家でやるようにね。」


ソネさんの指示に従い、素振りをするメンバーたち。

体育館にラケットの風切り音が響く。


だんだん調子が出てきたと思ったその時、ソネさんが口を開いた。


「はい、終了。みんなお疲れ様。」

「えっ?ちょっと。気分も乗ってきたところだし、やっぱり30分やりますよ。」

「だめだめ。もう7分たったんだから。やりたかったら家でやってね。」

「えぇぇぇえええぇぇ~~!?」


中途半端な素振りのせいで落ち着かないユウヤ。

他のメンバーたちも同じ気持ちのようだ。


「あ~っ、もうモヤモヤする!!」


結局、家に帰るなり素振りをしてしまった。


翌日。

ほとんどのメンバーたちが宿題をやってきていた。

その様子を見たソネさんは、人知れずニヤリと笑うのだった。

ポイント

今回ソネさんは、中途半端に7分だけ素振りをさせるという方法をとりました。


ポイントは2つです。


■ ポイント1

ゼロからはじめることは心理的な敷居が高い。

だが、7分(=少しだけ)という条件をつけることで取りかかりが楽になった。


■ ポイント2

人間には「持続欲求」という、中途半端なことを終わらせたいという欲求がある。

そのため、キリの悪いところでやめると再開しやすい。


面倒くさいと思うことがあったら、7分だけやってみて下さい。

決して全部やる気で取りかかってはいけません。

それだけで、グッと気が楽になりますよ。


<<本日の教訓>>
  ~7分で変わる未来がある~


スポンサード リンク

関連記事