どんなにわかりやすい言葉を使って、ゆっくりと大きな声で説明しても理解されないことってありますよね。
少しでも練習をしたい中で、貴重な時間を使っているのに伝わらないと、ちょっとイライラしてしまいます。
その問題、実はこんなことが原因かも知れませんよ。
伝わらない説明の秘密とは・・・
それではストーリーをどうぞ♪
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どんなにわかりやすい言葉を使って、ゆっくりと大きな声で説明しても理解されないことってありますよね。
少しでも練習をしたい中で、貴重な時間を使っているのに伝わらないと、ちょっとイライラしてしまいます。
その問題、実はこんなことが原因かも知れませんよ。
伝わらない説明の秘密とは・・・
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今日のメニューは、メンバー同士によるゲームが中心。
いくつかの番狂わせを織り交ぜつつ、ゲームは進む。
そして、ユウヤ・サツキペアの出番がやってきた。
最初は余裕で押していたユウヤたちだったが、相手ペアは予想以上に食い下がる。
ゲーム中盤になると一気に押し返してきた。
ゲームの合間。
ユウヤがサツキに声をかけた。
「サツキ。ああいう球はもう少し右足に重心をとって打てよ。しっかり重心が乗らないからコントロールが定まらないんだ。」
「うーん、頭ではわかっているんだけど...」
やがて、ユウヤの頭にあるひらめきが舞い降りた。
ただ、それを実行するのはサツキの逆鱗に触れる覚悟が必要だった。
だが、何もしなければ負けてしまう。
こうなりゃヤケだ。
ダメ元でやってみるか。
「なあサツキ。怒らないで聞いてくれるか?」
「何よ急に。」
「もう少し箸を持つ方の足で、床を押す感じで打ってくれるか?」
「箸を足で使う人なんていないでしょ?それ以前に・・・あんた、私をバカにしてるの?」
「頼む!あとでいくらでも怒って良いから今だけは意識してくれ。」
ユウヤの必死の説得にシブシブうなずくサツキ。
そしてゲームが再開された。
すると・・・
不思議なことにサツキの重心はしっかりと右足に乗るようになった。
サツキはもちろん、アドバイスをしたユウヤ本人も目を丸くしている。
「お箸を持つ方の足・・・お箸を持つ方の足・・・」
心の中で何度も唱えるサツキであった。
ポイント
『右と左がわからなくなるなんて、そんなバカなことがあるわけがない』
と思われるかもしれませんが、これは科学的には十分ありえることなんです。
人には右脳派と左脳派がいるというのは、聞いたことがあると思います。
左脳派の人は、右脳派の人に比べて空間認識能力が劣ると言われています。
良い例が、平面から空間をイメージできないため、道順を見るときに地図をクルクル回して見ている人です。
普段から地図を読めない人がいるのですから、一瞬の判断が求められるバドミントンの中で、前後左右が認識できないことがあるのも無理はありません。
この場合の説明では、「■■の方向」、「■■な感じ」というように、感覚や感情を呼び覚ませる言葉を使った方が理解度が上がります。
もちろんこれは、すべてのシーンに当てはまるわけではありません。
ただ、今ひとつ話が噛み合わないというとき、試してみる価値はあります。
【 本日の教訓 】
~伝わる言葉は人それぞれ~
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