誰だって苦手な人はいるものです。
自分の気に入った人とだけ付き合えたら、どれだけ楽でしょう?
でもそうはいかないのが、バドミントンチームであり、社会です。
ただ、あまりに人間関係が悪くなってしまうと、せっかくのバドミントンも十分に楽しめませんよね。
そんなことにならないように・・・今回のストーリーをご覧ください。
スポンサード リンク
誰だって苦手な人はいるものです。
自分の気に入った人とだけ付き合えたら、どれだけ楽でしょう?
でもそうはいかないのが、バドミントンチームであり、社会です。
ただ、あまりに人間関係が悪くなってしまうと、せっかくのバドミントンも十分に楽しめませんよね。
そんなことにならないように・・・今回のストーリーをご覧ください。
スポンサード リンク
練習開始まで時間がある。
だが、特にすることもないので、少し早いが家を出ることにした。
ソネさんが扉を開けると、数人のメンバーたちがすでに練習を始めていた。
うん、感心感心。
いつも通り指導をして回るソネさん。
順々にまわっていって、サツキの番になった。
どうやら少しイラついているようだ。
正直な話、ソネさんはサツキが大の苦手だ。
ちょっと機嫌が悪いと、ソネさんにくってかかるのだ。
口を出そうか迷っていると、サツキから声をかけてきた。
「ソネさん、何か用ですか?用もないのにウロウロされると迷惑なんですけど。」
「いや、手首が...」
「そんなこと言われなくてもわかってます。言いたいことがあるならオドオドしてないでハッキリ言ってください。」
「なんだと!?」
異変に気づき、あわてて止めに入るメンバーたち。
気まずい午前が終わり、午後の練習が再開された。
指導しながらコートを回っていると、ユウヤと話をしているサツキが見えた。
サツキのプレーについて話し合っているようだ。
「やっぱ手首だよな、サツキ。」
「うん、わかってはいるんだけど...」
「そうか、わかってるんだったら大丈夫だな。まあ、イライラしないで気長にやろうぜ。」
「うん、ありがとう。カリカリしてごめんなさい。」
聞いていたソネさんは驚いた。
そういえばサツキは、自分以外のメンバーからのアドバイスは素直に聞いている。
歳のせいか?
いや、俺と同じくらいの歳のメンバーはたくさんいる。
ということは...もしかして俺って人望ない?
ソネさんの不安を表現するように、空には重苦しい黒雲が立ち込めるのだった。
ポイント
人間には感情があり、同じものを見ても感じることは変ってきます。
このことを心理学用語で『投影』といいます。
ソネさんのように苦手意識を持てば、同じ相手でも怖く思えます。
そうすると、相手に対する態度にもそれが現れます。
当然、相手もそれに合わせて態度を変えてきます。
つまり、相手の態度は今のあなたが作ったものだということです。
ということは、あなたが変われば相手の態度も自然に変わるということですね。
まずは、自分が相手にどんな感情を持っているのかを冷静に見極めることです。
少しずつ相手が変っていくのがわかれば、ますます自分を変えるのが楽しくなりますよ。
【 本日の教訓 】
~相手の態度にはあなたが映っている~
スポンサード リンク