チームの運営で、プレーの中で、そしてメンバーとの他愛のない会話の中で・・・
バドミントンをする中で、人に頼みごとをするシーンって意外に多いものです。
時には、ちょっと無理なお願いをしなければいけない場合もあります。
あなたはどう話を切り出しますか?
ちょっとした駆け引きを使えば、意外にすんなりいけるものですよ。
それではストーリーをどうぞ♪
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チームの運営で、プレーの中で、そしてメンバーとの他愛のない会話の中で・・・
バドミントンをする中で、人に頼みごとをするシーンって意外に多いものです。
時には、ちょっと無理なお願いをしなければいけない場合もあります。
あなたはどう話を切り出しますか?
ちょっとした駆け引きを使えば、意外にすんなりいけるものですよ。
それではストーリーをどうぞ♪
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一斉に自動販売機に群がるメンバーを横目に、ユウヤはニヤリとした。
今日のユウヤは、キンキンに冷えたスポーツドリンクを持参していたのだ。
氷混じりのスポーツドリンクが、のどの渇きを潤す快感。
真夏のバドミントンの後の一杯は最高だ!
並ばなくても良いというゆとりが、そのおいしさをさらに引き立たせる。
余韻に浸っていると、どこからかキョウちゃんがやってきた。
「あ、キョウちゃん。お疲れさん。暑いね。」
「お疲れ様です。あのぉ、ユウヤさんにお願いがあるんですけど・・・」
「え、何?」
「わたしどうしても、緑茶が飲みたいんですけど。」
チラリと自動販売機を見ると、少しでも早くのどを潤そうと、メンバーたちが醜い争いを繰り広げていた。
見ているだけでも汗が出るほど暑苦しい。
「もしかして、あそこに飛び込めと!?」
「ダメですかぁ!?」
「う、うーん・・・」
考え込むユウヤに、キョウちゃんはさりげなく別の要求を持ち出した。
「じゃあ、ユウヤさんのスポーツドリンクをいただけませんか?」
「え?飲みかけだけどいいの?」
「ええ、ダメですか?」
「そ、そんなことで良ければ全然OKだよ。」
ユウヤから受け取ったドリンクをおいしそうに飲むキョウちゃん。
まだ収まらない自動販売機前の争奪戦を見るふたりの間に、のんびりとしたひとときが流れた。
ポイント
それでは、今回キョウちゃんが使った駆け引きを追ってみましょう。
まずキョウちゃんは、恐らく断られるだろう要求を出しました。
そして次に、少しレベルを下げた(実はこっちが本命)要求をしました。
するとユウヤ君は、キョウちゃんがわざわざ要求を下げてくれたのだと思い、自分もまだ飲みたかったドリンクをキョウちゃんに渡しました。
最初に高いレベルのお願いをしておくと、本命のお願いの通る率は劇的に上がります。
この駆け引きをうまく使えば、あなたもおねだり上手♪
乱用はいけませんが、自分も精一杯相手に尽くす姿勢があれば大丈夫ですよ。
【 本日の教訓 】
~真の交渉人は二刀流~
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