態度でわかるメンバーとの親密度

メンバー

人の性格は十人十色、本当にいろいろな人がいます。

折り目正しい人、何かと突っかかってくる人、人当たりの良い人・・・

さて、その中であなたに本当に好意を寄せているメンバーは誰でしょうか?

意外と誤解しているところがあるかも知れませんよ。

それではストーリーをどうぞ♪

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社会人バドミントンチーム なにわスマッシュは今年で5年目。

今日は、練習が終わってから5周年の宴会があった。

結成後、すぐに入ったサツキは、チーム内でも古株だ。


宴会が終わって・・・

家に帰ったサツキは、ベッドでゴロゴロ。

そのだらしない様は、決して男性には見せられない。


何気なく本棚を見ると懐かしいアルバム。

人が入ったり、去ったり、時にはトラブルも起きたりしたけれど、今になれば全部が懐かしい。

いろいろな思い出がよみがえる。


数年前のサツキの隣で、緊張のせいかこわばった顔をしている男性がひとり。

まだ入ったばかりのユウヤだ。

あの頃はユウヤも礼儀正しかった。

ミックスを組むことになっても敬語だった。

それが今ではあの態度・・・


「あの頃はかわいかったのになぁ。」


ある練習日。

体育館に行くと、ユウヤがいつも仲の良い後輩と話をしていた。


「バカだねぇ、お前。」

「いやいや、先輩、何言ってるんですか?」

「お前こそ何言ってんだよ!?」


このふたりは仲が良いのか悪いのか・・・

いつも言い争いをしている。


しばらくして、先日入ったばかりのメンバーがやってきた。

ユウヤと同い年で、一応バドミントンの経験はあるようだが、緊張のせいかまだ動きが固い。

彼を見つけたユウヤが声をかける。


「こんにちは。どうですか?練習には慣れましたか?」

「はい、おかげさまで。」

「それは良かったです。困ったことがあったらいつでも相談してくださいね。」


さっきまで乱暴な言葉づかいはどこへやら、実に折り目正しい態度だ。


サツキはその態度の差で、気づいた。

ユウヤは、親しいメンバーほど乱暴な口をきいているのだ。


なるほど、そういうことか。

ちょっとうれしくなったサツキ。


そのわずか数分後。


「おい、サツキ。お前、最近化粧が濃いんじゃねえの?」


ムカッ。


数分前の感情を信じて、必死に怒りを押し殺すサツキだった。

ポイント

え?ケンカしてるの??

そう勘違いしてしまうほど乱暴な言い合いをしているの、聞いたことありませんか?

でも、そんな時、当の本人同士は以外に楽しんでいることが多いんです。


オープンな性格の人は、打ち解けてくると本音で語り合います。

自分の気持ちをストレートに言い合える仲が、信頼の証なんですね。


ただ、相手が生真面目な人だと、それを誤解して傷ついてしまうことがあります

悪気がないのはわかりますが、少しだけ気を使ってあげましょうね。


【 本日の教訓 】
  ~信頼の形はひとつではない~


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