コートの中で孤独な戦いを続けるシングルスと違い、異性・同性の違いはあれど、2人で同じ目的に向って協力して戦うのがダブルス。
ダブルスでは、パートナーとの協力、コミュニケーションが欠かせません。
コミュニケーションの良し悪しが試合の結果へと直結しますし、何よりうまくいっていなかったらバドミントンをしていても、お互い楽しくないですよね。
さてこのダブルスで、自分は絶好調なのに、パートナーの調子が悪いというケースがよく起こります。
特に本番の試合では、緊張やプレッシャーがあり、普段どおりのプレーができなかったり、ナーバスになったりピリピリしてしまうことも。
こういう時に、パートナーに対してどのように声をかけてあげるか?
このアドバイス方法が、勝負に大きく影響します。
たとえばパートナーが緊張しているなと思ったとき、あなたはどうしますか?
「緊張するな!」と声をかけることが多いのではないでしょうか?
またミスをしてしまったパートナーに対しては「ミスをしないようにしよう。」と声をかけていませんか?
普段何気なく使われるこれらの言葉には、「するな」という否定的な表現が含まれています。
これではさらにプレッシャーを与えてしまい、ひどいときは反感を買ってしまったり、落ち込ませてしまうことにもなりかねません。
でも何も声を掛けないというのも何か違いますよね。
ではどうするか?
カンタンです。
同じ意味合いでも、その表現方法を前向きに変えてやればいいのです。
たとえば、「緊張するな。」は「リラックスしよう。」というようにいい換えてやります。
また「ミスをしないようにしよう。」は「■■に気をつけるようにしよう。」といってやるのです。
これはバドミントンはもちろん、各種スポーツにとどまらず、ビジネスの場などでも広く使われているテクニックです。
人間は「するな」といわれると縮こまってしまったり、逆に気になってしまいます。
しかし前向きな言葉を聞くと自然にプラス思考が生まれ現状を打開しようと自然によい方向へ気持ちが切り替わっていきます。
同じコートに立って勝利という同じ思いに向かって頑張っているのですから、プレイはもちろん、メンタルの面でもフォローしあえるパートナーシップを心がけるようにしたいものですよね。