練習で一度つかんだコツを逃さない方法
コツ
ようやく掴んだと思ったコツをいつの間にか忘れてしまった。
そんな経験、ありませんか?練習は1日サボるとそれを取り戻すまでに3日かかると言われています。
サボったわけでもないのにまた3日じゃあ、気分も滅入ってしまいますよね。
やっぱり練習しかないのか・・・いいえ、そんなことはありません。
もちろん練習を積み重ねるのは大切な事ですが、一度つかんだコツを逃さず自分のものにする方法はちゃんとあります。
これを使えばもっと効率よく上達していくことができます。
ライバルに差をつける上達加速法、それではさっそくご覧ください。
■Step1 【やっと掴んだと思ったのに...】
■Step2 【なぜ忘れる?】
■Step3 【感覚を言葉にすると...】
■Step1 【やっと掴んだと思ったのに...】
たとえばスマッシュを打つとき、自分にとってベストな打点を見つけたとします。
ようやく見つけたコツなので、その日、腕が痛くなるほど練習しました。
ところが、次の練習日。あれほど練習したのに、なぜかあの打点を思い出せない。
力めば力むほどフォームは崩れていく。 こんな経験、ありませんか?
これって結構悔しいですよね。
そんなことをしている間にライバルに差をつけられてしまうかも。
そうならないようにしっかり対策を立てましょう。
ではまずなぜ人はせっかく覚えたコツを忘れてしまうのかから考えてみましょう。
■Step2 【なぜ忘れる?】
頑張って掴んだコツ、どうして忘れてしまうのでしょうか。
それはズバリ『感覚をものさしにして覚えたから』です。
人の感覚は、その場の雰囲気、コンディションなどで大きく変わってきます。
たとえば、風邪をひいていたり、練習の疲れが溜まっていて体力が落ちているときの感覚と、元気いっぱい絶好調のときでは当然感覚は違います。
だから調子のいいときに覚えたことを調子の悪いときにしたり、逆に調子の悪い時に覚えたことを調子のいい時にしようとすると、全く別のことのように感じてしまうのです。
ましてやバドミントンはわずか5gのシャトルコックを打ち合う繊細なスポーツですから、そのギャップはさらに大きくなります。
人によってそのギャップを埋める適用力の差はありますが、それにも限度があります。
このギャップが気になってしまうと、それまでできていたことまでできなくなってしまい、全体の調子を崩してしまうことにもなりかねません。
■Step3 【感覚を言葉にすると...】
では、覚えたことを忘れないようにするにはどうすればいいのでしょう。
一番確実なのはノートをとることです。
自分がやったことをできるだけ細かく、具体的に文字にします。
これは、忘れたときに読み返せるというのもありますが、一番のポイントは感覚を言葉にする過程にあります。
何となく、うやむやだった理解は、文字にすると頭の中で整理され、記憶に残ります。
「教える人は自分が上達する」
とよく言われますが、これも自分の感覚を人に教えるために言葉に変換しているためなのでしょう。
バドミントンではありませんが、学習塾の中には、生徒が別の生徒に授業をすることで、理解をより深めさせるカリキュラムを導入しているところもあるそうです。
積極的に仲間や後輩に指導していくのもいいかもしれませんね。
積み上げてきたものをいかにとどめておくか、一度つかんだコツを離さないようにするかは、上達の重要な要素です。今回ご紹介したテクニックをご活用くださいね。