悪いとは思っていてもなかなか謝れないってこと、ありますよね。
でも、そのままでは人間関係がこじれ、修復不可能なところまでいってしまう可能性もあります。
バドミントンはチームワークが大切ですから、そんなことは絶対に避けなければいけません。
そんなことにならないようにトラブルは早めに対処したいものです。
でも・・・と思う方は、ストーリーをどうぞ。
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悪いとは思っていてもなかなか謝れないってこと、ありますよね。
でも、そのままでは人間関係がこじれ、修復不可能なところまでいってしまう可能性もあります。
バドミントンはチームワークが大切ですから、そんなことは絶対に避けなければいけません。
そんなことにならないようにトラブルは早めに対処したいものです。
でも・・・と思う方は、ストーリーをどうぞ。
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ユウヤとサツキはいつにも増して大きなケンカをしてしまった。
いつもならケンカ別れしても、次の練習ではケロっとしている二人だが今回はそうもいかないようだ。
バドミントンをはじめてもどこかギクシャクしている。
「お互い意識しているんだから、どちらかが謝ればそれでいいのに。」
メンバーの誰もがそう思いながら、言い出せずに悶々としていた。
重苦しい午前の練習が終わってランチタイム。
いつものようにみんなとワイワイやる気にもなれず、一人で弁当を広げるユウヤ。
考えるのはもちろんサツキのことだ。
どっちが悪いわけでもないけど、やっぱりちゃんと謝っておかないとなぁ。
でも、許してもらえるのかな。
どうしたものか、と思案していると通りかかったのはキョウちゃん。
練習でにじんだマスカラがホラー映画なみに不気味だが、それは禁句。
キョウちゃんは、いつもと違うユウヤを見て、キラリと目を光らせた。
「ユウヤさん、どうしたんですか?なんか暗いですよ。」
「ごめんね、心配かけちゃって。」
「またサツキお姉さまとケンカしたんですか?」
「まあそうなんだけど、今回はちょっとね...どう対処したものか。」
いつの間にかすっかり心を開いて悩みを打ち明けるユウヤ。
それをフンフンと聞くキョウちゃん。
「ユウヤさんだったらちゃんと謝れば大丈夫ですよ。」
「でも、ちゃんと許してくれるかなぁ。あいつ、本気で怒るとなかなか許してくれないからなぁ。あぁ、俺だけが悪いワケじゃないのに何でこんなに悩まなきゃいけないんだ。」
「それですよ、ユウヤさん!自分は悪くないのにって思ってるとイヤイヤ謝ってる感が伝わっちゃうんですよ。」
「なるほど、そういうこともあるかもね。でも、だったらどうすればいいんだい?」
「仕方ないなぁ。じゃあ取っておきの方法を教えてあげます。」
そして、キョウちゃんの秘策伝授が始まった。
いつの間にか自分が謝る方向で話が進んでいるのは納得いかないが、昼食も忘れ、真剣に聞くユウヤ。
「え?そんなことでいいのかなぁ。」
「サツキお姉さまと仲直りしたいんでしょ?」
「...うん、ありがとう。やってみるよ。」
「一つ貸しですよ、ユウヤさん♪」
休憩が終わって、何気なくサツキに声をかけたユウヤ。
不思議なことに自分から謝ることへの引け目はほとんど感じなかった。
これもキョウちゃんが教えてくれた対処法のおかげだろうか。
ポイント
わざとやったのならともかく、ほとんどの人は100%自分が悪い、とは認めにくいものです。
そんな精神状態で言葉だけの謝罪をすると、相手は不快感を持ってしまいます。
解説の前に、二つの例を見てみましょう。
どちらも遅刻を謝るときにいうことです。
「遅れてごめん」
「待たせてごめん」
いかがでしょう。
聞く方としては大きな違いはないかも知れません。
でも、謝る方には大きな違いがあります。
前者の「遅れた」は自分の非。
後者の「待たせた」は事実です。
例えば、やむを得ない事情で遅れた場合、それでも自分が悪いと相手に宣言するのは葛藤が生まれます。
でも、待たせたこと自体は事実ですから、それに対して謝ることには葛藤は生まれません。
このように、自分の非ではなく、客観的事実に対して謝る対処法を覚えておくと、人間関係は一気に好転します。
あなたのちょっとした気配りは、結局自分にも返ってくるのです。
【 本日の教訓 】
~退くことで開ける道もある~
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